ご家族向け

動けない我が子に、親ができること・しない方がいいこと——8050問題にしないために【藤井寺・堺】

動けない我が子に、親ができること・しない方がいいこと——8050問題にしないために【藤井寺・堺】

部屋から出てこない我が子を前に、「このままではいけない」と焦る。けれど何を言っても状況は変わらず、気まずさだけが残る——。多くのご家族が同じ場所で立ち止まっています。今回は、支援の現場で共有されている「してはいけない対応」と「効果のある関わり方」を整理します。

まず、してはいけない4つのこと

よかれと思って、逆効果になりやすい関わり

  • 説得・アドバイスをする——「こうすればいい」は、本人が最も言われたくない言葉です
  • 就労や通学をゴールにする——「働く」を目標に置くと、達成できない自分を責めさせてしまいます
  • 結論ありきで話す——答えが決まっている会話は、対話ではなく圧力になります
  • 先回りして支援しすぎる——本人が動く余地を、親が埋めてしまうことがあります

どれも「なんとかしたい」という愛情から出るものです。それでも、本人にとっては「今のままの自分は否定されている」というメッセージとして届いてしまいます。

効果があるのは「対話を続けること」そのもの

専門機関が共通して挙げるのは、本人が安心して家にいられる関係をつくることが解決の第一歩だという点です。天気の話でも、食事の話でもかまいません。評価も要求もない会話を、忍耐強く続ける。「変わること」ではなく「つながり続けること」を目標に置き換えると、ご家族の側も少し楽になります。

親が先に、支援につながってください

ここが最も大切です。本人が動けない状態でも、ご家族だけで相談できます。厚生労働省の事業として各都道府県・政令市に「ひきこもり地域支援センター」が設置されており、電話相談を受け付けています。市区町村の福祉窓口、保健所の精神保健相談も入り口になります。

ご家族が一人で抱え込んだまま10年、20年と時間が過ぎると、親が80代・子が50代になる8050問題に至ります。早い段階で「家族以外の第三者」が入ることが、いちばんの予防策です。

「家以外の居場所」という選択肢

就労継続支援B型は、就職を目指す場である以前に「家以外に行く場所」になれます。さくら福祉訓練所(藤井寺)・さくら作業所(堺)は週1日・1日1時間から。ノルマも出勤義務もなく、調子の悪い日は休めます。まずはご家族だけでの見学から始めてください。ご本人に伝えるタイミングや言い方も、一緒に考えます。ひきこもりからの一歩の記事もあわせてご覧ください。

よくあるご質問

  • Q. 本人が行きたがりません。無理に連れて行くべき?
    A. 無理に連れて来る必要はありません。まずご家族だけでお越しいただき、「こんな場所があった」と選択肢として伝えるほうが届きやすいです。
  • Q. 何歳からでも遅くないですか?
    A. 遅すぎることはありません。40代・50代から通い始める方もいらっしゃいます。
  • Q. 診断も手帳もありませんが相談できますか?
    A. できます。利用には受給者証が必要ですが、手続きは私たちが窓口のご案内から一緒に進めます。
  • Q. 何を話せばいいか分かりません。
    A. 「どうしたらいいか分からない」から始めていただいて大丈夫です。それがいちばん多いご相談です。

ご家族が動くことは、ご本人を追い立てることではありません。ご家族だけのご相談・ご見学は無料です。(この記事は一般的な情報提供です。専門的な支援はひきこもり地域支援センター等にご相談ください)

見学・体験のご相談はこちら

さくら福祉訓練所(藤井寺市)

072-926-8545

平日・祝 10:00〜16:30 / 土曜 10:00〜14:00

さくら作業所(堺市中区)

072-220-6027

平日 10:00〜16:30

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