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外に出るのが怖い、人と会うのが怖い——不安障害と「働く練習」の始め方【藤井寺・堺】

外に出るのが怖い、人と会うのが怖い——不安障害と「働く練習」の始め方【藤井寺・堺】

「玄関を出ようとすると、胸がどきどきして足が止まる」「人に会う予定があると、何日も前から不安で眠れない」——外に出ること、人と会うことが怖くて、働くどころか毎日の外出さえしんどい。そんな状態が続いていると、「このままずっと家から出られないのでは」と自分を責めてしまいがちです。でも、その怖さは気持ちの弱さや甘えではありません。この記事では、強い不安が続くときに知っておきたいこと、相談できる場所、そして「働く練習」をいちばん小さな一歩から始める方法をまとめます。なお、この記事は診断をするものではありません。気になる状態が続くときは、医療機関や専門の相談窓口にご相談ください。

「外に出るのが怖い」「人と会うのが怖い」は、甘えではありません

国立精神・神経医療研究センターの「こころの情報サイト」では、強い不安や恐怖が長く続き、行動や社会生活に支障が出ている状態を「不安症」として紹介しています。不安症にはいくつかの種類があり、たとえば次のようなものが挙げられています。

  • 社交不安症……人前で話す、注目される、評価されるといった場面に強い不安を感じ、その場面を避けるようになる。
  • パニック症……動悸や息苦しさなどを伴う強い不安の発作がくり返し起こり、「また起きたらどうしよう」という不安から行動が制限される。
  • 広場恐怖症……電車やお店の中など、すぐに逃げられない・助けを求めにくい場所に強い不安を感じる。

同じサイトでは、不安は最初がいちばん強く、時間とともに少しずつ和らいでいくものなのに、不安を避けることばかりに集中していると、その「自然に和らいでいく」経験ができなくなることも説明されています。避けるほど怖さが大きくなってしまうのは、あなたの努力が足りないからではなく、不安というものの性質なのです。

また、不安症には、認知行動療法や薬物療法など、医療機関で受けられる治療があることも紹介されています。動悸や息苦しさなど体の症状が強いときは、まず内科などで体の病気がないかを確認することも勧められています。当てはまるかどうかを自分で決めつけず、まずは専門家に相談してみてください。

ひとりで抱えないために——まず相談できる場所

外に出ること自体がつらいときは、電話や家族の代理相談から始められる窓口もあります。

  • 医療機関……心療内科・精神科、またはかかりつけ医に、今の状態をそのまま伝えてみてください。通院が続く場合は、医療費の自己負担が原則1割になる「自立支援医療(精神通院医療)」を使える場合があります。
  • こころの健康の相談窓口……堺市にお住まいの方は「堺市こころの健康センター」、藤井寺市など大阪府内の方は大阪府の「こころの電話相談」や最寄りの保健所で、こころの健康について相談できます。受付日時は変わることがあるため、各窓口の公式ページでご確認ください。
  • ご家族からの相談……ご本人が外に出られない場合、まずはご家族だけで相談することもできます。

ほかの相談先はしんどい時、ひとりで抱えないで——今日つながれる相談先まとめにまとめています。

「働く練習」は、いちばん小さな一歩からでいい

「働く」と聞くと、毎日出勤して、たくさんの人と話して……と大きなものを想像してしまいます。でも、その手前にはいくつもの小さな段があります。治療を受けている方は、主治医と相談しながら、自分に合う段から始めてみてください。

  • ① 家の中でリズムをつくる……起きる時間をそろえる、日中に少し体を動かす。これも立派な準備です。
  • ② ご家族だけで見学・相談する……ご本人が行けなくても、まずはご家族が事業所の雰囲気を見てきて、写真や話で伝えるという方法があります。
  • ③ 人の少ない時間に、短い時間だけ見学する……「見るだけ」「10分だけ」でもかまいません。服装や持ち物、聞きたいことは見学の服装は?何を聞けばいい?——B型見学の持ち物・質問リストで準備できます。
  • ④ 週1日・1時間から通ってみる……就労継続支援B型は雇用契約を結ばず、体調に合わせたペースで通える福祉サービスです。人と話すのが苦手な方は、会話の少ない作業から始められるよう相談することもできます。

外に出ることがどうしても難しい時期には、B型を在宅で利用できる場合もあります。条件はB型は在宅でも利用できる?——在宅利用の条件と、正しい使い方をご覧ください。また、「働くこと」そのものへの怖さについては「働くのが怖い」は甘えじゃない——怖さの正体と、小さく始める方法、長く家で過ごしてきた方の始め方は「ひきこもりから仕事を始めたい」と思ったらでもご紹介しています。

よくあるご質問

  • Q. 外に出るのが怖いのは、自分の気持ちが弱いからでしょうか?
    A. いいえ、気持ちの弱さや甘えではありません。国立精神・神経医療研究センターの「こころの情報サイト」でも、強い不安が続いて生活に支障が出る状態は「不安症」として紹介され、認知行動療法や薬物療法などの治療があるとされています。当てはまるかどうかは自分で判断せず、医療機関や相談窓口にご相談ください。
  • Q. 本人が外に出られないのですが、家族だけで相談や見学をしてもいいですか?
    A. はい、大丈夫です。さくら福祉訓練所・さくら作業所では、ご家族だけの見学・ご相談も受け付けています。こころの健康の相談窓口でも、ご家族からの相談ができます。
  • Q. 人と話すのが怖くても、B型に通えますか?
    A. B型は雇用契約を結ばず、ご本人のペースで通える福祉サービスです。人と話すことが少ない作業から始めたり、通う日数や時間を少なくしたりと、一人ひとりに合わせた計画を一緒に考えます。無理に会話をしなければならない場所ではありませんので、ご不安なことは見学のときにお聞かせください。
  • Q. 見学の途中で不安が強くなったら、どうすればいいですか?
    A. 途中で休んだり、早めに切り上げたりしてかまいません。見学は「通う約束」ではありませんので、その日の体調に合わせてご相談ください。人の少ない時間帯や、短い時間での見学のご希望もお気軽にお伝えください。

外に出ることや人と会うことが怖いときは、ひとりで頑張りすぎないことがいちばん大切です。さくら福祉訓練所(藤井寺市林6-6-30/072-926-8545・平日と祝日10:00〜16:30、土曜10:00〜14:00)では衣類の検品・仕分け・販売、箱折りやシール貼りなどの軽作業、絵や詩を描くアート活動に、さくら作業所(堺市中区堀上町158-4/072-220-6027・平日10:00〜16:30)ではお弁当作りや調理補助、お米の選別、箸袋入れなどの軽作業やパソコン練習に取り組んでいます。週1日・1日1時間からの通所ができ、約9割の方が利用料の自己負担0円で通っておられます。昼食は300円、送迎のご相談も承ります。見学・体験は無料で、ご家族だけでもお越しいただけます。(この記事は、不安と働き方に関する一般的な情報提供であり、診断や治療の助言ではありません。ご自身の状態については医療機関・主治医に、こころの健康については堺市こころの健康センター・大阪府こころの電話相談・保健所に、障害福祉サービスの利用については市の障害福祉担当窓口や相談支援専門員にご相談ください。出典:国立精神・神経医療研究センター「こころの情報サイト」不安症、堺市「こころの健康センター」、大阪府「こころの電話相談」、厚生労働省「自立支援医療」)

見学・体験のご相談はこちら

さくら福祉訓練所(藤井寺市)

072-926-8545

平日・祝 10:00〜16:30 / 土曜 10:00〜14:00

さくら作業所(堺市中区)

072-220-6027

平日 10:00〜16:30

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